子どもが生き物や自然に興味を持ちはじめると、「図鑑を買った方がいいのかな?」と悩む場面があります。
でも、興味を持ち始めた時期に図鑑を渡しても、少し情報量が多く、読むのにハードルを感じる子どもも少なくありません。
そんな時期にぴったりなのが、図鑑と絵本のよさをあわせ持った科学絵本です。
中でも、専門家の監修による確かな内容を、ストーリー感覚で楽しく学べる『小学館の図鑑NEOの科学絵本』は、生き物や自然、科学が好きな子どもの「もっと知りたい」という気持ちを自然に伸ばしてくれるシリーズとして人気があります。
わが家の息子も虫をはじめ、生き物や自然に強い興味があります。実際に自宅には本シリーズが5冊あり、それに加えて図書館でも何冊も借りて読んできました。
この記事では、実際に読んで感じたシリーズの特徴やおすすめポイントを、虫や生き物、自然が好きな子どもを持つ家庭の視点から紹介します。
次のような絵本を探している方におすすめの記事です。
- 図鑑が好きな子どもが楽しめる絵本を探している
- 昆虫の写真を使った絵本を読みたい
- 昆虫の生態を学べる絵本を探している
また、『小学館の図鑑NEOの科学絵本』については、虫の絵本をまとめた記事でも紹介しています。
興味のある方は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

『小学館の図鑑NEOの科学絵本』シリーズとは?
基本情報
- 出版社:小学館
- 対象年齢:読み聞かせは4歳ごろ~、ひとり読みは低学年ごろ~
- ふりがなあり
- 写真を中心とした科学絵本
特徴
小学館 が発行している『小学館の図鑑NEO』から生まれた科学絵本シリーズです。
『小学館の図鑑NEOの科学絵本』は、『小学館の図鑑NEO』の制作スタイルを受け継いでおり、丁寧で質の高い内容、迫力ある写真、生きものの暮らしを物語のように追える構成が特徴です。
図鑑のように情報を一覧で紹介するのではなく、テーマをしぼり、生き物の一生や行動を流れの中で理解できるように作られています。
たとえば、
- 生まれてから成長していく様子
- 食べる・身を守る・生き残る工夫
- 自然の中でどのように暮らしているか
を、観察しているかのような視点で知ることができます。
そしてこのシリーズは、何より写真の美しさが魅力です。絵本でありながら、まるで写真集のような迫力があります。
大きく鮮明な写真とともに自然や生きものについて学べるため、子どもの「もっと知りたい!」という気持ちにしっかり応えてくれる一冊です。
図鑑が好きで、物語絵本にはあまり興味を示さないタイプの子どもでも、抵抗なく手に取りやすいシリーズといえるでしょう。
虫好きな子にぴったりな理由
虫への好奇心を満たしてくれる
虫が好きな子は、
- どうやって成長するの?
- 自然の中でどんなふうに暮らしているの?
- 体のつくりはどうなっているの?
- もっとじっくり観察してみたい
といった強い好奇心を持っています。
『小学館の図鑑NEOの科学絵本』では、昆虫の生態やくらしを写真とともに丁寧に解説しており、大好きな昆虫をじっくり観察しながら読むことができます。
鮮明で大きな写真は細かな特徴まで確認できるため、虫好きの子どもの好奇心を満たしながら、理解を深められる内容になっています。
図鑑との相性がよく、併用しやすい
図鑑の短い解説文だけでは、その生き物がどのように暮らし、どんな一生を送るのかまではイメージしにくいこともありますよね。
そんなときに役立つのが、『小学館の図鑑NEOの科学絵本』です。
写真とストーリー性のある解説によって、生き物の暮らしや成長の流れを追いながら読むことができ、図鑑で得た知識をより深く理解することができます。
また、図鑑が少し難しく感じられる幼児〜小学校低学年の時期には、本シリーズが図鑑への入り口としてもぴったりです。
虫に興味を持ち始めた子どもから、図鑑を読み込んで知識が増えてきた子どもまで、図鑑と併用しながら長く活用できるシリーズです。
わが家でも、図鑑は知識を広げるもの、科学絵本は知識を深めるもの、という役割で使い分けています。
図鑑と科学絵本を行き来しながら読むことで、子どもの「知りたい」という気持ちが自然に広がっていくと感じています。
虫からほかの分野へ興味が広がる
本シリーズには昆虫だけでなく、さまざまなテーマの絵本があります。
わが家では、表紙カバーの見返し部分に掲載されているシリーズ紹介を見て、興味のある絵本を図書館で借りたり購入したりして読んできました。
昆虫のほかにも、
- 鳥
- 動物
- 海の生き物
- プランクトン
- 宇宙
など幅広いテーマが扱われているため、読んでいくうちに自然や科学への関心が広がっていきます。
虫好きから始まった興味が、自然科学全体へつながっていく点も、このシリーズの大きな魅力です。
こんな子におすすめ
『小学館の図鑑NEOの科学絵本』は、次のような子どもに特におすすめです。
- 生き物の絵本や図鑑が大好き
- 生き物について「どうして?」「なんで?」という質問が増えてきた
- 本格的な図鑑は、まだ情報量が多くて少し難しい
- 生き物の生態やくらしに興味がある
- かわいらしくデフォルメされたイラストよりも、実物に近いリアルな表現を好む
- 観察や自然あそびが好き
生き物への興味がぐっと深まり始める時期の子どもにとって、知識と楽しさのバランスがちょうどよいシリーズです
幼児~小学生の虫好きキッズや、本物志向の子どもに特におすすめできる一冊です。
小学館の図鑑NEO 科学絵本シリーズ一覧|わが家で読んでいるおすすめ作品

『小学館の図鑑NEOの科学絵本』シリーズには、昆虫をはじめ、動物・鳥・海の生き物・宇宙など、さまざまなテーマの作品があります。
写真とストーリー性のある解説で、生き物の暮らしや自然のしくみをじっくり学べるのが特徴です。
シリーズ全体については、公式サイトでも一覧を見ることができます。
今回はその中から、わが家で実際に読んでいる虫テーマの科学絵本を3冊紹介します。
オオムラサキと里山の一年 夏の雑木林にかがやく、日本の国蝶
日本の国蝶・オオムラサキが、幼虫から成虫になるまでのくらしや越冬する様子を、美しい写真とともに丁寧に描かれています。
オオムラサキは、街中の公園ではまず出会うことのない蝶ですが、虫好きの子どもたちの間では知名度も高く、人気のある昆虫です。
実際に間近でじっくり観察できる機会は多くありませんが、本書では里山の自然の中で生きる姿を、まるですぐそばで観察しているかのように感じることができます。
また、本書のあとがきでは、里山の自然が失われつつある現状についても触れられています。
オオムラサキについて知ることで、こうした環境を守ることの大切さにも自然と目が向く一冊です。
カマキリの生きかた さすらいのハンター
身近な昆虫でありながら、意外と知られていないカマキリの生態をくわしく知ることができます。
獲物を狙う様子や成長の過程など、ハンターとして生きる姿が迫力ある写真とともに紹介されています。
強くたくましいイメージのあるカマキリですが、生まれたばかりの幼虫は指でつまめないほど小さく、とても弱い存在です。成虫になるまでに、多くが天敵に食べられるなど、厳しい自然の中で生き抜いていきます。
さらに、虫好きの子どもたちの間でもよく知られている寄生虫「ハリガネムシ」や、交尾の際にオスが食べられてしまう行動についても触れられており、自然界のリアルな姿が事実に基づいて描かれています。
身近な昆虫だからこそ、「知っているつもり」が大きく変わる、読みごたえのある一冊です。
夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ 日本でいちばん大きなトンボのくらし
日本最大のトンボ・オニヤンマの一生について、美しい写真とともに紹介されています。
夏の空を力強く飛び回るオニヤンマが、どのように産卵し、水中でヤゴとして成長し、羽化していくのかまでをくわしく知ることができます。
普段はなかなか目にすることのない卵のふ化の瞬間や、ヤゴの水中での暮らし、迫力のある捕食シーンなど、貴重な写真が数多く収められており、虫好きの子どもが夢中になって読み進められる内容です。
オニヤンマは飛ぶスピードが速く、高い場所を飛ぶことも多いため、子どもたちにとっては見かけてもなかなか捕まえられない憧れの存在ではないでしょうか。
そんな憧れの昆虫の知られざる成長の過程を、自宅にいながらじっくり観察できる一冊です。
まとめ|虫好きの好奇心をさらに伸ばしてくれるシリーズ
『小学館の図鑑NEOの科学絵本』は、図鑑の正確な情報と絵本の読みやすさをあわせ持った科学絵本シリーズです。
美しい写真とストーリー性のある構成によって、生き物の暮らしや成長の流れを自然に理解でき、虫や自然に興味を持ちはじめた子どもから、知識を深めたい子どもまで幅広く楽しめます。
図鑑だけではイメージしにくい生き物の一生を、まるで観察しているかのように学べるのも大きな魅力です。
虫好きの子どもの「もっと知りたい」という気持ちに寄り添いながら、生き物への理解をやさしく深めてくれるシリーズといえるでしょう。
虫好きキッズの最初の一冊としても、図鑑とあわせて読む一冊としても、ぜひ手に取ってみてくださいね。






