昆虫が大好きな息子(5歳)と、岐阜県にある名和昆虫博物館へ遊びに行ってきました。
名和昆虫博物館は今回2度目の来訪でしたが、1度目と同様にとても楽しめました。
今回は、「名和昆虫博物館へ幼児を連れて行っても楽しめるの?」と気になっている方へ向けて、実際に幼児を連れて行った感想とともに、名和昆虫博物館の特徴や魅力を紹介します。
もちろん、幼児連れではなくても「名和昆虫博物館の中はどんな感じ?」と気になっている大人の方にとっても参考になるかと思います。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
参考になればうれしいです
歴史のある昆虫館「名和昆虫博物館」
パンフレットによると、名和昆虫博物館は大正8年(1919年)に開館した「日本で最も長い歴史を誇る昆虫専門の博物館」だそうです。
100年以上もの長きにわたって個人が設立し、運営してきた昆虫館だというので驚きです。
建物は「登録有形文化財 岐阜県第1号(文化庁)」と「都市景観重要建築物(岐阜市)」に指定されているだけあり、重厚感があって、とても趣があります。
それほどすばらしい歴史がある建物ともなると、「敷居が高く、入るときに少し緊張してしまいそう・・・」なんて思ってしまいそうですが、そんなことはありません。
建物の中に一歩入ってみると、なんだかホッとするようなアットホームな雰囲気です。
かたくるしさがなく、幼児から大人の方まで幅広い方へ向けた「より多くの方へ昆虫のおもしろさを知ってほしい」という気持ちが伝わってくる、工夫が凝らされた展示が魅力の素敵な昆虫館です。
では、中の様子を順に紹介していきたいと思います。
名和昆虫博物館の中はどうなっている?
名和昆虫博物館の建物は2階建てになっています。
昔の建物なので、1階から2階への移動手段は階段です。
1階は標本だけでなく生きている昆虫も展示してあり、2階は標本を見ながらできる楽しいクイズエリアになっています。
息子は3歳の頃にはじめて名和昆虫博物館へ行きましたが、3歳児の体力で館内2~3周はできました。
そのときの滞在時間は1時間ちょっとくらいだったでしょうか?
名和昆虫博物館の規模はコンパクトで、「体力のない幼児は館内全部を回りきれないかも・・・入場料の元がとれるかな?」なんて心配はありませんし、逆に「物足りないのかな?」という心配もありません。
館内にところせましと並べられた、見応えたっぷりの昆虫標本や外国の生きた昆虫を見て、息子は大興奮していました。
親であるわたしも充実した時間を過ごすことができて大満足でした。
では、もう少しくわしく館内の様子と特長を紹介したいと思います。
圧巻の昆虫標本の数々
館内には、世界各地の美しい昆虫、ちょっと変わっている昆虫、かっこいい人気の昆虫たちの標本がズラーッと並んでいます。
そして、扉がついている箱のようなものが、ところどころに設置されています。
「勇気のある人のみ限定!!」と書かれています。
息子はこの扉を見つけると、喜んで開けて中をのぞいていました。
「中に何が入ってるかわからない」ガチャガチャをあける瞬間のようなドキドキ感、子どもって大好きですよね。
こんな感じで、博物館といえども「お勉強」というかたくるしい雰囲気がなく、「楽しみながら学んでほしい」という気持ちが伝わってくるような、遊び心が感じられる展示も名和昆虫博物館の魅力です。
「ギフチョウ」コーナー
名和昆虫博物館の初代館長の名和靖さんが発見した、ギフチョウの展示コーナーがあります。
これほど充実した、ギフチョウのコーナーが作られている昆虫館や博物館は、他にあるのでしょうか?
昆虫館や生物園、博物館はいくつも行きましたが、これほどギフチョウを特集しているところを未だに見たことがありません。
ギフチョウの生態についても学べます。
岐阜県のHPによると、ギフチョウは宅地開発などで住める場所が失われるなどして、数が減ってきているそうです。
名和昆虫博物館を訪れることで、「春の女神」と呼ばれる美しいギフチョウをはじめ、昆虫たちを守るためにはどうしたらいいか?を親子で考えるきっかけになるかもしれません。
昆虫を知ることで、自然を大切にする心も育ちますね。
生きている昆虫も見られる
名和昆虫博物館には、生きている昆虫も展示されていました。
大人気の「ギラファノコギリクワガタ」や、
「ヘルクレスオオツノカブト(ヘラクレス・ヘラクレス)」もいました。
外国のかっこいいカブトムシやクワガタムシを見ることができます。
他にも何匹かいました。
憧れの昆虫に会うことができます。
クイズに挑戦してみよう!
名和昆虫博物館の2階は、昆虫標本を使ったクイズコーナーになっています。
解答用紙を持って、昆虫クイズに挑戦してみましょう。
たとえば、こんな問題や、
こんな問題など、
けっこうむずかしい問題も多く、大人も「うーん、こうでもない、ああでもない」と考えたりして、おもしろかったです。
解答用紙に解答と必要事項を記入して応募すると、なんと素敵な賞品が当たるお楽しみつきです。
昆虫好きにはうれしい賞品ばかりです。
もし当たったら、こちらのサイトでも報告したいと思います。
お土産コーナーもあります
名和昆虫博物館の入口すぐのところにお土産コーナーがありました。
販売しているのは小さなスペースですが、昆虫好きがテンションのあがるような商品がならべられています。
昆虫のキーホルダーから、高価な標本まで販売されています。
クワガタを採集する時に使う「かきだし棒」のような、近所のホームセンターなどではあまり売られていないような昆虫採集グッズもありました。
みんな大好きスタンプコーナーもあります。
かっこいいリアルな昆虫の絵のスタンプを押して、持って帰ることができます。
楽しい気持ちでポンと押したスタンプは、ステキなお土産になりそうですね。
息子は壁に貼って大切にしています。
アクセス
岐阜公園の中に名和昆虫博物館は建っています。
岐阜公園には、幼児が遊べる遊具がある「ちびっこ天下広場」や金華山とを結ぶロープウェイなどがあり、岐阜公園と名和昆虫博物館をあわせると、一日中楽しめます。
子どもを連れてのお出かけにオススメです。
〈アクセス〉
岐阜市大宮町2-18(岐阜公園内)
JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバス18分「岐阜公園・歴史博物館前」下車 徒歩5分
いつもアクア・トトぎふとセットで遊びに行きます
まとめ
今回は、日本で最も歴史がある昆虫専門の博物館「名和昆虫博物館」を紹介しました。
親子で楽しめる、温かい雰囲気の博物館でした。
昆虫が好きな人はもちろん、それほど興味がない人も楽しめるような博物館です。
ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
子供向けこん虫アクティビティ」(twinkl社)に掲載されました。
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