小さな子どもと虫とりをすると、親も一緒に虫を図鑑で調べることが多くあると思います。
そんな時、どうしても特定できない昆虫ってありませんか?
もうすぐ6歳の息子は虫が大好きです。
2歳くらいから本格的に虫とりをはじめ、今までたくさんの虫と出会ってきました。
「この虫は何?」と疑問に思ったとき、まだ1人で調べられないため「一緒に調べてみよう」という流れになります。
すると、親がである私が図鑑で調べると、どうしても特定できない昆虫っていうのが出てきました。
私にはそれが、テントウムシとヤゴでした。
特にこの2つは図鑑を開いても特定できないことが多く、「図鑑を開いてわからない→インターネットで検索」ということをしていて、効率が悪いと感じていました。
「図鑑を開くだけで解決したい」と探し始めたのがきっかけで出会った図鑑が、今回紹介する『文一総合出版ハンドブックシリーズ』です。

「テントウムシとヤゴ特定できない問題」は『テントウムシハンドブック』『ヤゴハンドブック』で無事解決しました
- 昆虫が特定できなくて困っている
- コンパクトな図鑑を探している
- ちょっと変わった図鑑を知りたい
- 子ども向けでなくてもOK
という方に、『文一総合出版ハンドブックシリーズ』は、ぴったりの図鑑です。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
文一総合出版ハンドブックシリーズはどんな図鑑?
文一総合出版ハンドブックシリーズは、とても小さな図鑑です。
A4サイズの紙と比べてみると、このくらい小さいです。


わが家にあるテントウムシハンドブックは0.5㎝程度、ヤゴハンドブックは0.8㎝程度の厚みです。
持ち運びに邪魔にならない、本当に小さなサイズの図鑑です。
こちらのシリーズは、どれも「狭く深く」という内容になっています。
何かひとつのテーマを掘り下げて作られた図鑑ばかりですので、例えば、昆虫図鑑で調べても特定できない昆虫がある場合、こちらのハンドブックシリーズで調べてみると特定できることが多いです。
冒頭でお話ししたとおり、私はテントウムシとヤゴを見つけても、識別することが難しいことが多かったんですが、『テントウムシハンドブック』『ヤゴハンドブック』で調べると、簡単に識別することができました。



大げさに聞こえるかもしれませんが、感動しました!
「薄くて小さく、情報量の割に値段が高い」といった口コミが目立ちますが、息子と虫を調べるには十分な内容ですし、このハンドブックのおかげで特定できる昆虫が増えたので、私は満足しています。
「こんな図鑑があったらいいな」と思って探すと、文一総合出版ハンドブックシリーズから出ていたりするので、ありがたいです。
あまり万人受けはしないかもしれませんが、何かを深く知りたい場合にオススメの図鑑です
わが家で使っている、文一総合出版ハンドブックシリーズを紹介【レビュー】


わが家には、文一総合出版ハンドブックシリーズの図鑑が4冊あります。
- テントウムシハンドブック
- ヤゴハンドブック
- 昆虫の食草・植樹ハンドブック→2024年5月に改訂版として『昆虫と食草ハンドブック』が発売
- 危険生物ファーストエイドハンドブック陸編→2024年5月に増補改訂版が発売
どの本も役に立っていて、購入してよかったなと思っています。
実際に使ってみたレビューを含めて、紹介したいと思います。
テントウムシハンドブック
日本に生息するテントウムシ115種が掲載されています。
『テントウムシハンドブック』は、以下の記事でも紹介したのですが、かつて私がテントウムシの識別に苦戦していたことから購入しました。
同じ種類でも模様が何種類もあったりして、識別することがむずかしかったテントウムシですが、こちらの図鑑のおかげで解決しました。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、今まで親子でモヤモヤしていたものがクリアになり、感動しました。
テントウムシは身近にいる昆虫ですので、こちらの図鑑は本当にたくさん使っています。
ヤゴハンドブック
日本産トンボ目全203種のうち、121種のヤゴ(終齢幼虫)が載っています。
テントウムシ同様、ヤゴの識別にも苦戦していたため購入しました。
触角と頭部の形や体型の特徴から、「ヤンマ科」などのグループまでたどれる検索表が載っていて、これがかなり便利なんです。
今まで苦戦していたのが嘘のように、簡単に何のトンボのヤゴかを特定することができました。
一般的な子ども向けの昆虫図鑑を見ても、インターネットで調べても、いまいちスッキリしなかったヤゴの識別ですが、こちらの図鑑で解決しました。
昆虫の食草・植樹ハンドブック※改訂版が2024年に発売
虫が好きな息子は、いろいろな昆虫をつかまえてきます。
つかまえた昆虫の食草を調べるために購入したこちらの図鑑ですが、なんと2024年に情報量が大幅にアップされた改訂版が発売されていました。
昆虫と植物どちらからでも調べることができ、非常に使いやすいです。
なので、「この昆虫の食草は何か?」という調べ方もできますし、「お目当ての昆虫は、どの木を探せば会える?」という調べ方もできます。
わが家の小さな植栽スペースは、こちらの図鑑で調べた昆虫の食草が多く植えられており、息子は昆虫が遊びに来てくれるのを楽しみに待っています。



私は知らなかったことだらけで、自然についても考えさせられました
危険生物ファーストエイドハンドブック 陸編※増補改訂版が2024年に発売
本書によると、「ファーストエイド」とは、傷病者に対して行う最初の手当のことであり、こちらの図鑑は危険生物に加えて、被害に遭った時に最初に何をしたらよいかを教えてくれます。
もともと子ども向けの危険生物の図鑑は持っていたので、危険な昆虫を知ることで避けることはできました。
しかし、被害に遭った時、まずどうしたらよいかの具体的な方法までは載っておらず、万が一のことを考えてこちらの図鑑を購入しました。
昆虫を含めた生き物全般と植物などの危険生物が載っており、虫好きの子どもがいるご家庭には一冊あると安心です。
こちらの図鑑も2024年に増補改訂版が発売されています。
昆虫のものはどんなものがある?ラインナップをまとめました
生き物や植物をテーマにした個性的な図鑑『文一総合出版ハンドブックシリーズ』は、今まで昆虫に関するものも多く発売されてます。
以下の公式HPでは、現在品切れになっているものも含めて、今まで出版されているものが紹介されています。
以下は、公式HPで紹介されているハンドブックシリーズの中で、昆虫に関するものをピックアップして一覧にしたものです。
2024年7月22日現在で購入できる昆虫のハンドブックです
- 昆虫と食草ハンドブック
- ハエハンドブック
- 危険生物ファーストエイドハンドブック陸編増補改訂版(2024年)
- トンボハンドブック
- アリハンドブック増補改訂第2版(2024年)
- 新訂冬虫夏草ハンドブック
- ハチハンドブック増補改訂版(2023年)
- ゴキブリハンドブック
- ハエトリグモハンドブック増補改訂版(2022年)
- タマムシハンドブック
- クモの巣ハンドブック
- クワガタムシハンドブック増補改訂版
- セミハンドブック
- ヤゴハンドブック
アリハンドブック増補改訂版※2024年増補改訂第2版へ- テントウムシハンドブック
- タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブック
危険生物ファーストエイドハンドブック海編品切れバッタハンドブック品切れハエトリグモハンドブック※2022年増補改訂版へ- ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック
新カミキリムシハンドブック品切れ- 落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック
鳴く虫ハンドブック品切れ- クモハンドブック
- ハムシハンドブック
ハチハンドブック※2023年増補改訂版へ- イモムシハンドブック3
- 繭ハンドブック
虫の卵ハンドブック(電子書籍版のみ)- イモムシハンドブック2
- 新訂水生生物ハンドブック
- イモムシハンドブック
アリハンドブック※2024年増補改訂第2版へ樹液に集まる昆虫ハンドブック品切れ日本のカミキリムシハンドブック品切れ- オトシブミハンドブック
- 朽ち木にあつまる虫ハンドブック
日本のクワガタムシハンドブック品切れ土の中の小さな生き物ハンドブック品切れ- 虫こぶハンドブック
現在、通販サイトで購入できるものです
まとめ
今回は、小さくて持ち運びに便利な、文一総合出版ハンドブックシリーズを紹介しました。
「こういうことがくわしく知りたいんだけど、そんなマニアックな本はないよなぁ・・・」なんて思いながら調べると、ヒットするのがこちらのハンドブックシリーズだったりします。
万人受けする似たような本が多い中、このような本は貴重でありがたいです。
これからも少し変わったおもしろい図鑑が発売されるのを楽しみにしています。