メニュー
むしはは
この記事を書いた人
虫が苦手な40代主婦。
虫が大好きな息子(5歳)と生活する中で知った、便利だった物や役に立ったこと、体験談を紹介しています。
また、家にある300冊の子供の本の中から、おすすめの本の情報も載せています。
アーカイブ
カテゴリー

(3~6歳向け)泣いたり笑ったり!豊かな心が育つ虫の絵本(レビュー)

当ページのリンクには広告が含まれております。

絵本を読むときに息子の様子を観察してみると、お話の展開に合わせてコロコロと表情が変化します。

例えば、主人公が危なそうな状況のときは、ハラハラした表情。

そして、難を逃れるとほっとした表情に変わります。

お話の世界に入りこむと、いろいろな感情もわいてくるのだと思います。

今回は虫が登場する絵本の中で、日々の生活の中で感じる身近な「気持ち」が描かれているお話の絵本を紹介します。

お友達や家族との関わりの中で、一度は感じたことのあるような気持ちが描かれていますので、小さな子どもでも共感する部分があるかと思います。

紹介する絵本は、息子が何度も読んでいるお気に入りの絵本です。

「虫が登場するお話の絵本を探している」

「いろいろな気持ちがあることを学ぶことで、お友達を思いやる気持ちを育んでほしい」

という方にオススメの記事です。

こちらのサイトでは、ひとり読みできるお子さま用に、ふりがなの有無の情報を載せています

どんな絵本を選ぼうか迷っている方の参考になれば、うれしいです。

目次

きょうは泣き虫(3・4歳~)

  • 作・絵:たけがみたえ
  • 出版社:好学社
  • 文字:ひらがなとカタカナ

自分が一番だと思っている自己中なクワガタが、むしたちとの交流を通して様々な気持ちを経験します。

クワガタは、自分のことばかりで周りのむしにやさしくしなかったため孤立しますが、まわりのむしたちの寛容な心でまたいっしょに遊べるようになります。

孤立しているときの気持ち、声をかけてもらったときの気持ちなど、子どもの世界でもよくある日常の風景や気持ちが描かれています。

わたしは器の大きい人に出会うと、自分という人間の小ささが恥ずかしくなり、「もっと人にやさしくならなくては」と考えさせられます。

このお話を読むと、それと似たような気持ちになり「いろんな人が暮らしている社会にはおおらかな心も大切だな」と感じます。

木版画家のたけがみたえさんの描く、虫たちがなんともユーモラスです。

色使いもきれいで、絵だけ眺めても楽しい1冊です。

カブトムシのなつ(4・5歳~)

  • 作・絵:いしいつとむ
  • 出版社:文研出版
  • 文字:ひらがなとカタカナ

カブトムシが大好きな兄弟がカブトムシを飼います。

子どもたちは大切に飼っているつもりでも、生き物にとっては、もともと暮らしていた自然が一番。

「返してあげた方がいいのでは?」というお兄ちゃんに対して「返すのはいやだ!」と弟は言い返します。

兄弟それぞれの気持ちは、むしが好きな子どもならどちらの気持ちも必ず経験すると思います。

弟のカブトムシが死んでしまい、クヌギ林に返しに行くまでの兄弟のやりとりと心の動きが、あたたかく描かれています。

小さな子どもにも、むしに命があることとその大切さについてが、わかりやすく伝わる1冊です。

やわらかな淡い色使いのやさしい絵と、カブトムシや兄弟の力強さが伝わってくる文章との対比がおもしろいです。

とべバッタ(4歳~)

  • 作・絵:田島征三
  • 出版社:偕成社
  • 文字:全部ふりがなあり

おそろしい天敵から見つからないように、おびえながらコソコソ暮らしていたバッタ。

天敵に食べられそうになったことがきっかけで、大空へ高く飛び出します。

バッタは遠くへ、さらにもっと遠くへ飛んでいきます。

はじめてのことをするときは勇気が必要ですが、バッタは勇気を出したことで、自分でも知らなかった能力に気づき、堂々と生きる道を見つけに旅立ったように感じました。

「できない」と思ったらそれまでですが、このバッタのように勇気を出して死にものぐるいでやってみたら、想像以上の力がでることがあります。

そんなバッタの生命の強さが、一度見たら忘れないような大胆なタッチで描かれています。

勇気を出してチャレンジしてみようという気持ちになる1冊です。

わりと短いお話なので、小さな子から楽しめるかと思います。

天敵と戦うシーンは、バトル好きの子どもにもうけそうです。

ごきげんななめのてんとうむし(4歳~)

  • 作・絵:エリック・カール
  • 訳:もり ひさし
  • 出版社:偕成社
  • 文字:全部ふりがなあり
  • しかけあり

ごきげんななめのてんとうむしが、生き物相手につぎつぎに喧嘩をふっかけていくのですが・・・

ちょっとまぬけで、くすっと笑ってしまうお話です。

最後のシーンは、温かくやさしい気持ちになります。

機嫌が悪いときのトゲトゲした心は、小さな子どももよく経験する感情で、共感できるのではないでしょうか。

「ごきげんななめのてんとうむし」では、時間の経過を表現するために、時計の絵が描かれています。

時計に興味をもつ頃の子どもにもオススメです。

エリック・カールさんならではの、色彩豊かで楽しいしかけのある絵本です。

わっはは ぼくのなつやすみ(5歳~)

  • 作:おの りえん
  • 絵:タダ サトシ
  • 出版社:こぐま社
  • 文字:全部ふりがなあり

夏休み、車で3時間の距離にあるおじいちゃんの家に、男の子が遊びに行きます。

親元を離れてひとりで泊まる、というはじめての経験と、虫に詳しいおじいちゃんとの虫とりから様々なことを学び、男の子は成長します。

「息子もこういう机の上での勉強では得られない学びをたくさんしながら、いろんな気持ちを経験して、大きくなってほしいな」と思った1冊です。

男の子のドキドキ、ワクワクなどの楽しい気持ちが伝わってくる、明るく愉快なお話です。

巻末に、このお話は絵を担当しているタダサトシさんの小学校1・2年生のころの絵日記を元に、おのりえんさんが創作した物語であることが記されています。

見返しに掲載されている、まるで本物のように緻密に描かれている、タダサトシさんが小学校1・2年生の頃に描いた昆虫の絵も必見です。

虫ガール(3、4歳 小学校低学年)

  • 文:ソフィア・スペンサー(虫ガール)/マーガレット・マクナマラ
  • 絵:ケラスコエット
  • 訳:福本友美子
  • 出版社:岩崎書店
  • 文字:全部ふりがなあり

むしが好きな女の子ソフィアは「むしが好きなんて変」とクラスメイトにからかわれるようになってしまいますが・・・最後はちゃんとハッピーエンドです。

このお話では、好きなことをつらぬく大切さが描かれています。

私は好きなことをつらぬく大切さに共感すると同時に、「好きなことをつらぬくってむずかしいな」とも感じました。

自分の子ども時代を思い返すと、子どもの世界って「あまりみたことない子=変な子」みたいな空気があったなぁ・・・と。

もし、「変だ」とからかわれたときに、他に自分の居場所が見つからなければ、心が折れてしまいそうです。

ソフィアは学校以外に自分を認めてもらえる居場所があったので、好きなことをつらぬけたわけですが、そういったコミュニティを探すことも大切だと思いました。

このお話を読めば、小さい子どもも「相手の好きなことをバカにしたり否定すると、相手は悲しくなるんだよ」ということが理解できるはずです。

(岩崎書店のHPに、対象年齢は「3、4歳 小学校低学年」とありますが、息子の場合は3歳だとそこまでの理解はむずかしかったと思います)

むしが好きな子なら、きっとソフィアちゃんと自分と重ねることでスッと理解できるかと思います。

今よりもっとお友だちを思いやる心が育ちそうな1冊です。

ちなみに、ソフィアは実在する女の子で、「虫ガール」は実際にあったお話だそうです。

まとめ

今回は、心を動かされたり考えさせられたりするお話の絵本の中で、虫が登場する絵本を紹介しました。

絵本の中で疑似体験をすることで、いろいろな感情も味わいます。

「きっと悲しいよね」「どうしてこんなこと言ったんだろう」「うれしそうでよかったね」など、絵本の中の登場人物たちの気持ちを、親子で話しながら読んでみるのもいいかもしれません。

このように、人にはいろいろな感情があることを知ることは、人に優しくできるような豊かな心が育つための第一歩ではないでしょうか。

今回紹介した絵本が、絵本選びの参考になればうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次