送迎がいらなくて、手軽に始められる通信教育。
「○○くんや○○ちゃんもやっているし、うちもやろうかな?」と気になっていませんか?
わが家の息子(5歳)は、Z会幼児コースを受講しています。
日々の生活の中で、「どうして?」「やってみたい」とよく言っている息子を見て、知的好奇心を満たしてあげられる方法を探していました。
Z会幼児コースには、体験型の学習ができる教材があります。
インターネットで「これピッタリかも?」と思って入会したのがZ会幼児コースです。
幼児期には知識を詰め込むような学習ではなく、小学校以降の学習につながるような体験を楽しみながら積んでいくことを重視した、「あと伸び力」を幼少期に養うことを目的としたカリキュラムです。
今回は、年少・年中と受講してきたZ会幼児コースについて、年中の教材を中心とした内容でお話ししたいと思います。
- 子どもの通信教育、どれを選べばいいのかわからない
- 体験型の学習ってどんなもの?
- Z会幼児コースの内容が気になっている
という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
また、このサイトは「虫好きの子供」の保護者の方が多く来てくださっていることから、「虫好きの子どもとの相性は?」という視点からもレビューしてみたいと思います。
結論から言うと、「虫好きの子どもとの相性は良い」のでオススメです。
参考になればうれしいです
毎月どんな教材が届くの?
年少~年中で毎月届く教材は以下の通りです。
- かんがえるちからワーク(年少・年中)・・・問題集
- ぺあぜっと(年少・年中)・・・体験型教材
- ぺあぜっとi(年少・年中)・・・保護者向けの読み物
- ひらがなだいすきワーク(年中)・・・ひらがなのワーク
- ぺあぜっとシート(年中)・・・提出課題
年中からは提出用の課題「ぺあぜっとシート」があります。
担当の先生が1人つき、課題を提出すると、先生の丁寧な手書きのお手紙と一緒に戻ってきます。
提出するともらえるポイントをためると、好きな商品と交換できるお楽しみつきです。
他には、スマホやタブレットを利用する学習の「デジプラ」と「きいてわくわくえいごパーク」(年中)の配信が年に数回あります。
Z会幼児コース最大の魅力!?「ぺあぜっと」
Z会幼児コースの「ぺあぜっと」は体験型の学習教材です。
息子は、実験みたいなことや自然科学の分野に興味があったので、この「ぺあぜっと」が決め手となり入会をしました。
「ぺあぜっと」の内容とは?
年中コースでは毎月9つの課題があります。
内容は、簡単な料理、実験、外に出ての自然観察や遊び、工作、室内運動遊び、ことば遊び、音読などです。
2023年7月号の年中「ぺあぜっと」のテーマは「なつ/かがくあそび」でした。
その中で特に親子で記憶に残っている、こちらの課題を紹介したいと思います。
まず、植物「かたばみ」を摘みに出かけます。
かたばみは雑草のように公園や道ばたに生えている、私たちが「クローバー」として親しんでいるもので、よく見かけますよね。
摘んできたかたばみは、家に帰った後で実験に使います。
その実験は、かたばみの中に含まれている酸を利用して、黒ずんだ10円玉(酸化銅)をピカピカにするというものでした。
かたばみだけではなく、ソースや麦茶など、身の回りのものでも実験をしました。
そして、保護者向けの読み物「ぺあぜっとi」では、「ぺあぜっと」に取り組む際の子どもへの声かけの具体例や、教育や子育てに関する記事、10冊程のおすすめ絵本(ぺあぜっとの内容と関連がある絵本や季節の絵本等)が載っています。
たとえば、2023年7月号のぺあぜっとiでは「かたばみの実験」に関連して、「かたばみ」というタイトルの絵本が紹介されていたので、実際に購入してみました。
この絵本はかたばみの生態を中心としたお話で、ぺあぜっとで行った実験も載っていました。
ハートのはっぱかたばみ (かがくのとも絵本) [ 多田多恵子 ]
ぺあぜっとのかたばみの実験のページには、「酸」や「銅」などといったワードは全く出てきません。
「カタバミで10円玉がピカピカになる」「ソースでもピカピカになったけど、麦茶ではピカピカにならなかった」ということを体験できればOKです。
後に化学変化について学習する時、「10円玉をピカピカにする実験」を思い出し、知識と結びつくことになるでしょう。
カタバミが酸性であることも、この時にやっと理解することになります。
ところで、旅行に行くと、旅行先の地名や特産品、歴史などを自然と覚えたりしませんか?
一方、本や教科書で読んだだけの知識は、ほとんどすぐに忘れてしまいます。
このように、体験することは記憶の定着や理解を深めるためにも大切なことなのです。
Z会幼児コースのぺあぜっとは、体験学習が親子で楽しめる非常に良質な教材だと思います。
翌年の春、家の前でかたばみを見つけた息子は、この「ぺあぜっと」の実験を覚えていて、「10円玉の実験またやろう!」と言いました。
何年も後になるかと思いますが、化学変化の授業をしたときに、「5歳のころにお母さんと一緒にした楽しい体験」を思い出してほしいと思います。
体験課題って面倒?
私自身の感想にはなりますが・・・面倒です!
本音です!
たとえば、料理の課題の場合、食材の調達、道具探し、子供が取り組みやすいように材料をお皿にわけるなどの準備、そして後片付けをしなくてはいけません。
子どもにお手伝いをしてもらうにしても、道具を運びながら遊んだり、お皿を落としたりするので、かえって時間がかかります。
ぺあぜっとではひとつの課題にかかる時間は5~15分とされているものが多いですが、平日の忙しい隙間時間で取り組むことは、我が家ではできませんでした。
共働きの家庭や、降園後に毎日友達と遊ぶタイプの子、習い事をたくさんしている子は、休みの日にぺあぜっと用の時間を意識して作る必要がありそうです。
しかし、Z会側も親の負担を気づかってくれているようには感じます。
たとえば、工作の課題では、準備する物や工程が少なくなるように配慮されています。
課題で必要な物は前月号でお知らせしてくれますし、家にある物か、無くてもスーパーか100均に行けば何とかなります。
「負担」と感じるか、「手や時間をかけてあげられる」と考えられるかは、親の余裕次第のような気がします。
ぺあぜっとのような体験学習型の教材は書店でも売られていないですよね。
まさにZ会幼児コースの特長であると言えると思います。
年少コースの課題は少なめですので、年少コースから入会して、徐々に慣れていくのがオススメです。
息子は「ぺあぜっと」が大好き
過去の「ぺあぜっと」は絵本と一緒に本棚へ置いているのですが、たまに思い出しては引っ張り出して熟読しています。
特に、料理をする課題は記憶に残っているようで「また作ろう!」とよく言われます。
年中コースのぺあぜっとでは、ヨーグルトと果物のパフェ、レンジとすり鉢を使って作るふりかけ、寒天ゼリーなど、子供が喜ぶ簡単な料理を作ります。
食育にもなりますし、料理の工程から学ぶことも多いですよね。
味もとてもおいしいですよ。
楽しかった課題を何度も見返して思い出したり、再挑戦できるところも好きなようです。
Z会幼児コースと相性がいいのはどんな人?
どんなに良い教材でも「合う・合わない」があるかと思います。
では、Z会幼児コースと相性がいいのはどんな人でしょうか?
- ぺあぜっとの課題を子供と一緒に楽しめる人(親)
- 学習進度より、じっくり考える力をつけさせることを重要視する人(親)
- 付録がいらない人(親)
- 自然科学好きの子ども(子)
通信教育は、教材を自分で探しにいかなくていいので「教材選びを誰かにお任せしたい!」という人にオススメです。
「かんがえるちからワーク」では、論理、形、生活、ことば、数、表現、自然という広い範囲を学ぶことができます。書店に足を運び、問題集を比較して選んで、買って・・・というのはかなり手間ですよね。
「かんがえるちからワーク」が一冊があれば、自分の子供の得意・不得意な分野がわかります。
そこで、足りない分野に気づけたら、意識して補ってあげることができます。
また、市販の教材だと、例えば「3~5歳」と対象年齢が広く、ページによって簡単すぎたり難しかったりします。
通信教育は年齢にぴったりにあった内容が届くというところも魅力です。
最後に、自然科学が好きな子は、「ぺあぜっと」が楽しくて仕方ないと思います。
植物や生きもののをはじめとした自然観察や、楽しい実験ができるので、オススメです。
虫・生き物好きの子が喜ぶ課題がある!
Z会幼児コースでは、虫・生き物好きの子供が「やりたい!」と前のめりになりそうな課題がけっこう登場します。
そんな楽しい課題の一部を紹介します。
年中「ぺあぜっと」2023年5月号掲載のありの好きな食べ物を調べる実験です。
これ、家庭で実験したことがある方、いらっしゃいますか?
子どもが虫が大好きだとしても、家庭で実験をしたことがあるのはごくわずかだと思います。
準備も大変だし、なかなかできませんよね。
こういう「良い経験になるのはわかっているけれど、何かきっかけがないとやらない」ようなことが、ぺあぜっとでは課題として出されます。
次は年中「かんがえるちからワーク」2023年10月号掲載の「自然」分野の問題を紹介します。
生きものに興味がない年中児にとっては、少しむずかしそうな問題です。
このようにかんがえるワークの「自然」の分野では、生き物の問題が多く出題されています。
生きもの好きの子どもは意気揚々と問題に取り組みますし、逆にそれほど興味がない子どもにとっては生きものに興味を持つきっかけになるかもしれません。
まとめ
今回は、幼児向け通信教育を検討している方へ向けて、選択肢のひとつとして参考になればと思い、Z会幼児コースについて受講した感想を交えてお話ししました。
Z会幼児コースの教材についての難易度の口コミは多く見かけますし、気になる方は多いかとは思うのですが、難易度の話はあえてしませんでした。
大人もそうですが、子供にも得意分野・不得意分野があります。
一般的に「難しい」とされていることでも、その子にとって得意であれば簡単にできます。
逆に、興味がなく今まで自発的にしてこなかったことは、一般的に「簡単」とされていることでも難しい場合があります。
難易度については「おためし教材」がありますので、資料請求をしてみることをオススメします。