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虫が大好きな息子と生活する中で知った、便利だった物や役に立ったこと、体験談を紹介しています。
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虫についてのサイトを運営していますが、私は決して虫好きではありません。
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虫嫌いの親でも大丈夫?虫好きの子どもとの向き合い方|苦手でもOKだったわが家の体験談

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虫が苦手なのに、子どもが虫好きで戸惑っていませんか。

「触れない」「できない」「正直しんどい…」
そんな気持ちを抱えながらも、子どもの好きなことに苦手意識を見せてはいけないのでは、と悩むお母さんも多いと思います。

育児書やインターネットのコラムでは、よく「子どもは親が苦手なものに対して苦手意識を持つ」と書かれています。言い換えると「子どもが苦手になるのは親の影響」ということです。

そんな言葉を目にすると、ついこんな疑問が浮かんでしまいます。

子どもの好きなことに対して、「実はお母さん、それ苦手なんだ」と正直に伝えるのは、いけないことでしょうか。

正直に伝えることで、子どもに苦手意識を植え付け、可能性を奪ってしまうのでしょうか。

わが家の息子(小1)は虫が大好きです。ですが、私は虫が苦手でした。

親が苦手なものに子どもが夢中になる場面は、虫に限らず、動物やスポーツ、工作などでもよくあることですよね。

まじめに子どもに向き合おうとする人ほど、「子どもが苦手になるのは親の影響」という言葉から、罪悪感や不安を抱えてしまうこともあるかもしれません。

この記事では、「親が苦手なものは子どもも苦手になるのか?」というテーマについて、

  • 親が苦手でも、子どもは虫好きのままでいられるのか
  • 親の「苦手」は子どもの興味や可能性を奪ってしまうのか
  • 子どもに「苦手」と正直に伝えることはいけないことなのか

といった疑問を、私自身の子育ての中で悩み、試し、感じてきた体験をもとに、ひとりの母親目線でお話しします

専門家の見解ではなく、あくまで一家庭の体験談ですが、かつての私のように「ちゃんと向き合わなきゃ」と頑張りすぎてしまうお母さんが、少し肩の力を抜くきっかけになればうれしいです。

目次

「お母さんが虫嫌いなんて言っちゃダメ?」公民館で言われたひとこと

親の“苦手”という本音は子どもの“好き”を壊してしまうのでしょうか。

息子は虫の絵本や図鑑が大好きで、近くの公民館の本の貸し出しによく通っていました。

ある日、虫の本ばかりを抱えた息子を見て、受付の年配のスタッフの方が「虫が好きなんだね」と声をかけてくれました。

そして、私にこう尋ねたのです。
「お母さんも虫が好きなんですか?」

私は正直に答えました。

「私は虫が苦手なんです」

すると返ってきたのは、「そんなこと言っちゃダメ」というひとことでした。

「どうしてですか?」と静かに聞き返しましたが、その方はそれ以上は何も言いませんでした。

きっと、「子どもが好きなことを、お母さんが苦手なんて言ってはいけない」という意味だったのだと思います。

でも――

帰り道、私はずっと考えていました。

子どもに「苦手」を伝えることって、そんなにいけないことなのかな?と。

虫嫌いの親でも大丈夫?結論からお伝えします

私と同じようなことを言われた経験がある方や、「子どもは親が苦手なものに対して苦手意識を持つ」という言葉で、不安を感じたことがある方もいると思います。

しかし、私の経験から言える結論は、親が苦手でも、子どもが同じように苦手になるとは限らず、子どもの可能性を潰すわけでもない、ということです。

実際、わが家では虫が苦手な私と虫が大好きな息子が一緒に過ごしてきましたが、息子の「好き」は変わることはありませんでした

息子が幼稚園や小学校で出会った「虫友達」のお母さん方も、元々は虫が苦手な人ばかりです。 

ですから、子どもに苦手なことを隠したり、無理に好きになろうとする必要はありません。

また、自分の苦手が子どもに影響するかもしれない、と不安になる必要もありません。

大切なのは、子どもの「好き」を否定せず、少し意識して関わることです。

苦手を隠す育児は、思った以上に重荷になる

息子が虫に夢中になったのは、2歳ごろのことです。

公園に行きたいと毎日のようにせがまれ、連れて行けばひたすら虫探しに付き合う日々でした。

でも私は虫が大の苦手。
見たくも触りたくもない存在でした。

それでも、せっかく子どもが興味を持ったことです。自然や生き物に関心を持つことは、とても素敵なことだと感じていました。

そこで、「子どもは親が苦手なものに苦手意識を抱く」という話を聞いたことがあった私は、「少しくらい我慢すれば大丈夫」と気持ちを隠して接していました。

しかし、毎日が「とにかく虫!」という生活は想像以上に大変で、当時は心も体も消耗していきました

ある日、息子がイモムシを手に乗せて見せに来たとき、思わず本音がこぼれてしまいました。

「お母さんは虫が苦手なんだ。イモムシは見たくないんだよ」

この出来事をきっかけに、私は息子への接し方を改めて考えるようになったのです。

子どもの興味を奪わない『苦手』の伝え方

虫にかかわらず、自分が苦手な気持ちを隠しながら子どもに向き合っているお母さんは多いのではないでしょうか。

しかし、私自身の体験から言うと――苦手なことを隠したり、好きなふりを続けると、少しずつストレスがたまり、やがて心身に負担がかかります

私も最初は、「少しくらい我慢すれば大丈夫」と苦手な気持ちを隠して接していました。

けれども、毎日の積み重ねで想像以上に負担になってしまい、ある日、息子がイモムシを見せに来たときに思わず本音をこぼしてしまったのです。

この出来事をきっかけに、「苦手な気持ちを隠す」のではなく、「どう伝えれば子どもの好きを守れるのか」を考えるようになりました

親が虫嫌いな場合、子どもへの影響は?専門家の考え

講談社「動く図鑑MOVE」のコラムによると、磐田市竜洋昆虫自然観察公園の館長・北野伸雄さんが、次のように話しています。

  • 親が虫に嫌悪感を示すと、子どもが親の顔色を見て同じように嫌悪感を抱くことがある(社会的参照)。
  • 一方で、親が無理に虫を好きになる必要はない。ただし、リアクションや言葉に気をつけてほしい。

つまり、

  • 苦手でもいい
  • ただし言葉や反応には気をつける
  • 好きかどうかは子ども自身に決めさせてあげる

これらを意識すれば、親が苦手でも子どもの興味を奪うことにはなりません

私が意識していた「苦手」の伝え方

正直に「苦手」と伝えるようになってからも、息子の虫好きは変わりませんでした。

その理由のひとつは、「苦手」と一緒に、肯定の一言を添えていたからだと思います。

たとえば、

  • 「お母さんは虫が苦手だけど、○○くんが好きなら応援するよ
  • 「お母さんはちょっと無理だけど、○○くんは好きなんだね

こうした言葉を添え、子どもの興味を否定することがないよう意識していました。

正直、虫が苦手な親にとって、リアクションや言葉に気をつけることは簡単ではありません。

頭ではわかっていても、反射的に声が出てしまったり、距離を取ってしまったり……私自身も、うまくできないことが今でもよくあります。

それでも、少しくらい失敗しても、あとからの一言で十分にフォローできる――私はそう感じています。

現在(小1)の息子は、私が反射的に声を上げたり距離を取ったりしても、「なんで?」と笑っています。

私自身があとから肯定の一言を添えることを意識してきたことで、「お母さんは苦手なんだ。僕は好きだけど」と自然に受け止められるようになり、私が好きかどうかは全然気にしていないようです。

こうした関わり方のおかげで、息子は親の苦手に影響されることなく、今も虫が大好きなままでいられているのだと思います。

親の「苦手」は子どもに伝染しない

子どもの「好き」を否定しない関わり方を少し意識すれば、子どもの興味や可能性を奪うことはありません。

「親が苦手だと子どもも苦手になる」という言葉の本当の意味は、子どもが“好きでいていいんだ”と感じられる関わり方をしてあげてほしい――ということなのかもしれません。

子ども自身が「ぼく(わたし)は虫を好きでいていいんだ」と思えれば、お母さんが苦手なことを無理に隠す必要はありません。

親の苦手を正直に伝えつつ、肯定の一言を添えることで、子どもは自分の「好き」を安心して育てていけます

親の苦手は必ずしも子どもに伝染するわけではないのです。

誰にでも苦手なことはある

苦手なものがない人なんて、きっといません。

だから私は、「お母さんにも苦手なものがある」と子どもに伝えることは、決して悪いことではないと思うようになりました。

息子やお友達は、捕まえた虫を見せながら「ママは嫌かもしれないけど、かわいいんだよ」と言うことがあります。

これは、親が苦手だと伝えたうえで、子ども自身の「好き」が尊重されているからこそ生まれる言葉です。

親が苦手を正直に伝えつつ、子どもの「好き」を否定せず関わることで、子どもは「人によって感じ方は違う」ということを理解しながら、自分の好きな気持ちも大切にできるようになります。

みんなが同じように「好き」「得意」と感じているわけではありません。

自分とは違う感じ方をする相手を認めることは、人間関係を築くうえでとても大切な力です。

ちなみに、現在の私は、以前より虫がかなり平気になりました。

息子には「お母さんは虫が苦手だったけど、○○くんのおかげで前より平気になったよ」と伝えています。

苦手だと伝えながらも、できる範囲で関わろうとする姿は、子どもにとって大切なメッセージになります。

「苦手だから逃げる」のではなく、「苦手だけど関わろうとしているんだ」と伝わることで、子ども自身も苦手なことへの向き合い方を学んでいくのだと思います。

こうした学びも、「苦手」と正直に伝えているからこそ生まれるものなのかもしれません。

むしはは

虫嫌いを少しずつ克服してきた体験談もまとめています。
ぜひこちらも読んでみてくださいね。

まとめ|親が虫嫌いでも、子どもの「好き」はちゃんと育つ

今回は、「親が苦手なものは子どもも苦手になるのか?」というテーマについて、虫好きの息子と虫が苦手だった私の体験をもとに考えてみました。

結論としては、親が苦手でも、子どもが同じように苦手になるとは限らないというのが、わが家で感じたことです。

ただし、子どもの好きなものに対して、強い嫌悪感を見せたり、否定的な言葉ばかりかけてしまうと、子どもの気持ちに影響することもあるかもしれません。

でも、この記事をここまで読んでくださった方はきっと、

「子どもの興味を大切にしたい」
「好きな気持ちを否定したくない」

そう思っている方ばかりだと思います。

その気持ちがあれば、子どもをひとりの人として尊重しながら関わっていけば、きっと大丈夫です。

そして何より、お母さん自身が無理をしすぎないことも、とても大切

子育てには「こうしなきゃ」「ああしてはいけない」という情報があふれています。
でも、すべてを受け止めようとすると、ただでさえ余裕のない子育てが、さらに苦しいものになってしまいます。

子育てをしてみて実感するのは、お母さんが気負いすぎず、心の余裕を持つことの大切さです。

子どもに「苦手」と伝えてもいい。
「苦手なものは苦手なんだー!」と、肩の力を抜きながら、子どもと向き合っていくのも、人間らしくていいのではないでしょうか。


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